初めての扉を開ける時は、いつも少し緊張する。
でも、その日の緊張はまったく別物だった。ドアが開いた瞬間、そこに立つしおんさんを見た途端、ドクンと胸が跳ねて、自分でも驚くほど鼓動が速くなるのが分かった。一目見た瞬間に、完全に心を奪われてしまったんだと思う。
正直に言う。この口コミを書くことは、僕にとって激しい葛藤の連続だった。こんな最高な体験を文字にしてしまったら、他のゲストの目に留まり、彼女の人気がさらに上がってしまう。そうなれば、僕が彼女に会える確率が下がってしまうかもしれない。独り占めしておきたい、誰にも教えたくないというのが本音だ。それでも、帰り際に彼女と交わした「また書きますね」というあの約束をどうしても守りたくて、今こうして不器用な筆を執っている。
施術自体は奇をてらったものではなく、王道の丁寧なトリートメントが中心だ。しかし、その技術の要所要所に、しおんさんの優しさと、言葉にできないほどの心地よい「ぬくもり」がこれでもかと詰まっていた。彼女の温かい手があたかも僕の心を溶かしていくようで、ただただ幸福感に包まれる時間だった(まぁ、途中のホットオイルは僕の体感温度よりもちょっとだけアツアツだったけれど、それすら愛おしいご愛嬌だ)。
施術が終わった瞬間から、もう次の「はじめまして」の瞬間のあの高鳴りを恋しく思っている。しおんさん、あの約束、ちゃんと守ったよ。僕のこの溢れる想いが、少しでもあなたに届いていますように。そして、次に行く時は、僕だけじゃなく、あなたの方からも「早く会いたかった」なんて思ってもらえたら、これ以上の幸せはありません。また必ず、あの扉を開けに行きます。
詳細を見る