不同意わいせつ罪 | 2024年02月26日21時 - メンズエステ小倉家

メンズエステ遊びにおいて、セラピストへの本番行為やわいせつ行為が駄目なのは知っていますが、実際に逮捕されるのか疑問に思っている方はいないでしょうか。
よく聞くのは

・マンションで営業しているから被害届は出せない
・(一部のお店は)風俗行為をしているから被害届は出せない

という考えです。
答えとしては、不同意わいせつ罪や不同意性交等罪の容疑で逮捕される可能性はあります。
この辺りを本日は解説していこうと思います！


【不同意わいせつ罪】
旧　強制わいせつ罪
一定の行為や事由によって「同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態にさせ又はその状態にあることに乗じて」わいせつな行為をした場合に成立します。

・暴行若しくは脅迫
・心身の障害
・アルコールまたは薬物の影響
・睡眠その他の意識不明瞭
・同意しない意思を形成、表明または全するいとまの不存在
・予想と異なる事態との直面に起因する恐怖または驚愕
・虐待に起因する心理的反応
・経済的または社会的関係上の地位に基づく影響力による不利益の憂慮

例えば、施術中のセラピストが拒否しているにも関わらず無理やり胸や太もも、尻や下腹部に触れたり、キスやハグをしたり、自身の性器を触らせた場合は、不同意わいせつ罪が成立する可能性があります。


【不同意性交等罪】
旧　強制性交等罪
前述の一定の事由により同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態にさせ又はその状態にあることに乗じて「性交等」をした場合に成立する犯罪です。
この「性交等」とは「性交、肛門性交、口腔性交又は膣若しくは肛門に身体の一部（陰茎を除く。）若しくは物を挿入する行為であってわいせつなもの」と定義されています。

つまり、店内でセラピストに本番行為を強要した場合には不同意性交等罪が成立する可能性があります。
その過程でセラピストを死傷させた場合には、更に重い罪に問われる可能性があります。


2022年の検察統計年報によると、強制わいせつ罪の逮捕率は55％、強制性交等罪の逮捕率は57％と、過半数の割合で逮捕に至っています。
施術を担当したセラピストの証言と、捜査機関への被害申告があれば逮捕されます！
実際に報道されたものでは以下のようなものがあります。

■2019年2月、有名俳優が自宅に呼んだ派遣型のメンズエステのセラピストに性的暴行を働いたとして強制性交の疑いで逮捕され、懲役4年の実刑判決
■2020年1月、新宿歌舞伎町のメンズエステ店でセラピストの女性を突然押し倒して、馬乗りになったうえで乱暴した30代男性が強制性交の容疑
■2021年3月、神戸市のメンズエステ店でセラピストの下着に手を入れて、下半身を触るなどの行為をした観光ホテル経営の男性社長が強制わいせつの容疑で逮捕

マンションで営業しているだの風俗行為をしているだの自分へ言い聞かせる理由を探すのは簡単ですが、風営法と性犯罪は全くの別物です！
その辺りのリスクを考えずに開業する経営者は流石にいないでしょうし、思っているよりも上手いことやっている店が多いのではないでしょうか！