贖罪 | 2024年01月08日22時 - メンズエステ小倉家

新成人の皆さま、おめでとうございます。

皆さまの未来はとても輝いています。

良い出会いに恵まれ、日々新たな発見と成長がありますことを、心よりお祈りいたしております。


実は、今日は僕にとっても人生の節目となる日です。
5年間に及ぶ執行猶予期間が本日終了しました。
5年前のあの日、何があったかを書きたいと思います。

罪名は

1.建造物損壊
2.暴行
3.恐喝

です。
当時僕はデリヘルの店長をしており、男性客からキャストへの暴行事件が発生しました。
自宅へデリヘルを呼んだ男性が、派遣されたキャストへ殴る蹴る、無理やり挿入するという内容です。

僕は口より先に手が出ていました。
すぐに派遣先の自宅へ行き、ベランダから窓を割って男性を引きずり出し、殴る蹴る、そしてお金を奪いました。
更に、その男性は同エリアのデリヘル店のスタッフでした。
その足で男性の勤める事務所へ行き店の売上金を奪い、その後男性の親も呼んで親からもお金を奪いました。

本来なら執行猶予など付かずに実刑になるような事件です。
しかし、僕は各所から奪ったお金を店の売上にしたりポケットマネーにしたりせず、慰謝料として全額キャストへ渡していました。
それが「営利目的ではない」と判断されて、なんとか実刑を免れることが出来ました。


この5年間、自分なりに精一杯真面目に過ごしてきたと思っています。
おかしな話ですが、5年間犯罪をしないというのは僕にとって、凄く意味のある経験です。

僕は10代の頃に3度の少年院を経験しています。
初等、中等、特少と全て入院し、中学の卒業式も成人式も全て少年院の中でした。
出院後も保護観察、更生保護施設など『犯罪者』として縛られ続けてきました。
5年の執行猶予が終わった今日、僕は人生で初めて自由になりました。

僕としては更生する事が出来たと思っています。
しかし、それは僕が決める事ではなく、被害者と社会が決める事です。
被害者の方への贖罪の気持ちを忘れる事なく、今後の人生も歩んでいくつもりです。


今はまだ社会貢献など出来る余裕は僕にはありませんが、ようやく今日から念願のデリヘル店をオープン出来ます。
風俗の仕事は一般的には「怖い」「底辺」かも知れませんが、僕はこのイメージを払拭できるほどクリーンで、健全に働ける、健全に利用できる店を作っていきます。
犯罪者として自信の持てなかった僕を変えてくれたこの業界を、もう二度と汚しません。

最後になりますが、小倉家はこれからも真面目なお店であり続けますので、どうか温かい目で見守って頂けると幸いです。