受付の女 - 〇〇の女

お店からのコメント

いつも通るフロント。
書類を受け取り、判子を押して、
「あ、こちらにお願いします」と微笑む。

そこにいるのは、ごく普通の“受付の女”。

けれど——気づいてしまった。

ネイルは淡いベージュ。
指先の仕草が、やけに綺麗。
笑うとき、ほんの一瞬だけ視線が揺れる。

忙しいときほど落ち着いていて、
誰にでも丁寧に接する姿に、
妙な安心感と、“目が離せない何か”を感じてしまう。

仕事では一歩引くように控えめで、
プライベートは謎が多い。

同僚たちは気づいていない。
この女の本当の温度に。

近づけば、ほんのわずかに甘い香り。
距離が縮まるたび、胸がざわつく。

その正体は——
「受付の女」という名の、背徳の入り口。

あなたが知らない顔